著作:小川糸
夫が姿を消して傷心のまりあは、一人訪れた南の島で助産院長の鶴田亀子と出会い、予想外の妊娠を告げられる。家族の愛を知らずに育った彼女は新しい命を身ごもったことに戸惑うが、助産院で働くベトナム人のパクチー嬢や産婆のエミリー、旅人のサミーや妊婦の艶子さんなど、島の個性豊かな仲間と美しい海に囲まれ、少しずつ孤独だった過去と向き合うようになり――。命の誕生と再生の物語。
本作品はお客様がご利用されている 環境には対応しておりません。
この商品は電子書籍です。紙の書籍ではありません。
総合 (223件) ブクログ
aoi_88232017年4月6日
ほっこり。
妊婦の時に読めばよかった〜。また妊婦になりたくなる…出てくる食べものや風景に憧れる。
最後は?となったけど、ま、そんな事もどうでもいいか、と思えるくらい、何だか優しい気持ちになれるお話。
panchanda2017年2月16日
私もつるかめ助産院で出産したい!何もない島には愛が溢れてる。
この本を書くのに、参考文献の数が多いことにびっくり。一生懸命書いたことが、最後のページからすごく伝わってきた。
iMaizu2017年2月14日
離島にある助産院の話。産まれてくるときは大変で、死ぬときはあっけなくて、生きていくのは辛いけどご飯が美味しいのは幸せで、そうやって生の方を向いて生きていく人たちが描かれていました。
次の5件を見る
次の5件を見る