著作:大和和紀
波乱に満ちた飛鳥の時代、いずれ天智(てんじ)・天武(てんむ)天皇となる中大兄皇子(なかのおおえのみこ)、大海人皇子(おおあまのみこ)は、不思議な少女――のちに歌人として名を残す額田女王(ぬかたのおおきみ)に出会う。美しく聡明な額田女王に惹かれる一方で、覇者への野望に燃えるふたりの皇子。彼らの激しい愛に揺れる額田もまた、時代の大きなうねりにのみこまれていく――。「苺のような恋の唄」と「冬の祭り日」も併録!
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総合 (11件) ブクログ
yuushi3212015年6月20日
天智天皇は、自分の手を血に染めて、まだ若い日本国の事をすごく思っている。
大海も、鎌足も、額田も、天智を全力で支えたいと思っていて、あまり悪い人はいない設定だと感じた。
hysnby2014年12月29日
この本にKindleで出会えるとは思わなかった。
大海に愛され、中大兄を愛し、誰の妃にもならず、後に天皇となる額田、その女性としての自立を、古の皇室に仮託しながら書いた大和和紀が素晴らしいと思います。
虹風 憂璃2013年6月20日
額田王のお話です。
中大兄皇子と大海人皇子が額田王を巡って三角関係、という設定。(そういう説もあるらしい)
この作者の歴史もの、古典ものはハズレがない。
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